ニュースで振り返る2015年アニメ界
節目を感じさせる象徴的な出来事が相次ぐ

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 戦後70年の節目の年。アニメもまた節目を象徴するような出来事がいくつもあった。特に『サザエさん』の舟役の交替は象徴的な出来事だろう。麻生美代子の高齢を考え、寺内よりえにバトンタッチ。中島役の白川澄子も亡くなった。声優では、大塚周夫、小川真司、愛川欽也、たてかべ和也、熊倉一雄など印象的な方々もこの世を去っている。中でも松来未祐の訃報は、その若さもあって多くのファンに衝撃を与えた。声優ばかりではない。スタッフでも、小林常夫、滝沢敏文、うえだひでひと、宮下新平といった現役選手の訃報が伝えられている。
 大きな変革を予感させるといえば、クラウドファンディングの隆盛に触れなければならない。ネットを介し、ユーザーと制作者を直接結びつけ資金を集めるというこの試みの、今年は元年と言っていいのではないか。『この世界の片隅に』『Dies ira』などが相当な資金を調達し話題を集め、先駆である『リトルウィッチアカデミア』の続編が劇場公開を果たした。
 『リトルウィッチアカデミア』と同様、アニメミライの短編が元となった作品としては、TVシリーズ『デス・パレード』も作られている。若手アニメーター育成を掲げたこの施策は、確実に種子をまいたと言えそうだ。
 一方で、危うさを感じさせる出来事も。『血界戦線』『GOD EATER』など休止中止が目立ったのも今年の特徴だ。特に劇場版『虐殺器官』は、制作母体であるマングローブが倒産。改めて制作会社を立ち上げての再出発となった。
 明るい話題では、劇場作品のヒットが相次いだ。特に『劇場版 ラブライブ!』は興収28億を超え、一般紙誌からも注目を集めた。その『ラブライブ』をはじめ、『ガールズ&パンツァー劇場版』『映画 ハイ★スピード!』『Wake Up, Girls![前後篇]』と、いずれも新作ということにとらわれず、TVで描いたテーマを改めて語り直してみせている。この手法は今後も引き継がれるのだろうか。
 TVアニメでは『おそ松さん』が思わぬ大ヒットとなった。赤塚不二夫の著名マンガを換骨奪胎、人気男性声優陣をそろえ、シャープなビジュアルと次に何が起きるかわからないTV番組らしい作りが、特に女性層にリーチ。配慮を求められてのお詫びすら、人気に拍車をかけるという過熱ぶりをみせた。

●1月

▼【訃報】藤本信行(4日)
 脚本家。上縦隔腫瘍により。57歳。『ボスコアドベンチャー』『サンゴ礁伝説 青い海のエルフィ』『風の中の少女 金髪のジェニー』『スーパーフィッシング グランダー武蔵』などを手がける。
▼【TV】『ユリ熊嵐』放映開始(6日)
 幾原邦彦監督のオリジナル最新作。制作はSILVER LINK.。
▼【TV】『デス・パレード』放映開始(10日)
 立川譲監督のオリジナル。「アニメミライ2013」の1作『デス・ビリヤード』を原型にした作品として話題に。
▼【訃報】花形恵子(12日)
 声優・俳優。79歳。
▼【訃報】大塚周夫(15日)
 俳優・声優。虚血性心不全により。85歳。ペーソスのある悪役を得意とし、『チキチキマシン猛レース』のブラック魔王、『ゲゲゲの鬼太郎[第1・2期]』のねずみ男、『ガンバの冒険』のノロイ、『忍たま乱太郎』の山田伝蔵など代表作多数。チャールズ・ブロンソンの吹き替えでも有名。『忍たま乱太郎』の山田伝蔵は、実子の大塚明夫にバトンが渡された(第23シリーズ26話より)。
▼【ビジネス】KADOKAWA大量リストラを発表(16日)
 KADOKAWA・DWANGOは子会社KADOKAWAで300名の希望退職者を募集すると発表。最終的に232人に留まった。
▼【訃報】平井和正(17日)
 作家。急性心不全にて。76歳。日本のSF作家の草分けの一人で代表作に「幻魔大戦」など。アニメ関連では、『エイトマン』の原作者で、脚本も手がける。
▼【出来事】福島ガイナックス設立(19日)
 ガイナックスが福島県三春町に子会社・福島ガイナックスを設立。この日、町と企業立地協定を結んだ。町から廃校を借り受けて、4月よりスタジオやミュージアムとして使用。11月には短編『想いのかけら』を制作、東北復興キャンペーンの一環として、NHK総合で放映された。
▼【訃報】古林英明(19日)
 徳間書店「アニメージュ」「ボイスアニメージュ」を経て、角川書店に移籍後、「ガンダムA」初代編集長を務める。
▼【イベント】毎日映画コンクール決定(21日)
 アニメーション映画賞が『ジョバンニの島』に。大藤信郎賞は『澱みの騒ぎ』に。
▼【TV】『暗殺教室』3話放映見送り(24日)
 この日放映予定の『暗殺教室』3話が「情勢に配慮し」放映見送り、翌週放映となった。
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 1990年の第1期放映から25周年を迎え、この日、1時間スペシャル「まる子、さぬきに行く の巻」が放映された。
▼【TV】『空戦魔導士候補生の教官』放映延期(30日)
 4月開始を予定していた『空戦魔導士候補生の教官』の放映が延期になったと公式サイトで告知。「アニメ本編制作の都合により」という。7月9日よりオンエア。
▼【TV】『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』5話放映中止(31日)
 5話「キャロルの身代金」が「情勢に配慮」して放映中止に。第1話を再放映した。ネットでは通常配信、TVでは2月に入って改めて放映された。
▼【イベント】アニー賞発表(31日)
 アニー賞は国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)ハリウッド支部が手がける全米公開のアニメーションを対象としたアニメーション賞。『ヒックとドラゴン2』が作品賞など6賞を受賞。

●2月

▼【劇場】『花とアリス殺人事件』公開(20日)
 岩井俊二監督作品。実写劇場作品「花とアリス」の前日譚で、3DCGとロト・スコープを併用した意欲作。
▼【イベント】米アカデミー賞発表(23日)
 長編アニメーション賞に『ベイマックス』、短編アニメーション賞に『愛犬とごちそう』が選ばれた。長編アニメーション賞には高畑勲監督の『かぐや姫の物語』が、短編アニメーション賞には堤大介とロバート・コンドウ監督の『ダム・キーパー』が、それぞれノミネートされていた。
▼【劇場】『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第1話公開(28日)
 安彦良和が久々のアニメ界に復帰。自らのマンガ化作品をもとに、総監督を務める。

●3月

▼【ビジネス】学研が芸能事務所を始動(2日)
 名称はoffice EN-JIN(株式会社学研パブリッシング第三コンテンツ事業部)。歌手・声優の南條愛乃が所属する。
▼【イベント】第9回声優アワード発表(6日)
 主演男優賞に小野大輔、主演女優賞に神田沙也加が選ばれた。
▼【訃報】小川真司(7日)
 声優・俳優。器質化肺炎により。74歳。4月より始まる『血界戦線』にアルトシュタイン役で参加する予定だったが、体調不良による降板が発表されたばかりだった。吹き替え、アニメと広く活躍。アニメの代表作にOVA『ジャイアント ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の幻夜など。
▼【訃報】サム・サイモン(8日)
 米国のTVプロデューサー、脚本家。『ザ・シンプソンズ』の初期から脚本、総指揮として携わった。
▼【ビジネス】Cygamesがアニメ事業部を設立(10日)
 アニメ制作および制作タイトルのIP展開を担うという。Cygamesはモバイルゲーム開発で知られ、『神撃のバハムート GEENESIS』を1社提供したことで話題となった。
▼【出来事】米林宏昌監督、ジブリ退社(12日)
 『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が都内のイベントに出席。昨年末でスタジオジブリを退社したと明らかにした。スタジオジブリは2014年に制作部門を解体している。
▼【イベント】TAAF開幕(17日)
 アニメオブザイヤーに『アナと雪の女王』『ピンポン THE ANIMATION』が選ばれた。
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▼【劇場】アニメミライ2015(22日)
 4作品がTAFFでお披露目上映されたほか、3月によみうりテレビで放映、4月に都内劇場で公開された。
▼【TV】『弱虫ペダル GRANDE ROAD』『神様はじめました◎』放映終了(31日)
 7月7日に『実は私は I am…』がスタートするまで、テレビ東京系の30分枠新作深夜アニメが1本もない事態に。

●4月

▼【ビジネス】バンダイナムコピクチャーズ設立(1日)
 サンライズの制作部門のキッズ・ファミリー向け部門が分社化設立。『アイカツ! アイドルカツドウ』や『銀魂゜』『トライブクルクル』などが同社製作となった。
▼【ビジネス】KADOKAWA、ブランドカンパニー制を廃止(1日)
▼【TV】『境界の RINNE』『電波教師』放映開始(4日)
 土曜日17時半の時間帯で「週刊少年サンデー」原作作品が激突。『電波教師』のキー局を務めたよみうりテレビは、高橋留美子の前作『犬夜叉』のキー局であった。
▼【TV】『血界戦線』放映開始(5日)
 松本理恵監督が東映アニメーションを辞しての第1作。熱量の高い作りが話題に。特別編や休止をはさむなどイレギュラーな放映を繰り返して、別の意味でも話題となった。最終話はシーズン中の放映が適わず、10月4日に1時間枠で披露された。
▼【出来事】高畑勲にフランスから芸術文化勲章(7日)
 監督作品のほか、訳業が評価されてのことだという。この日、フランス大使公邸で叙勲式が行われた。
▼【TV】『銀魂゜』放映開始(8日)
 『銀魂』『銀魂’』に続き、人気シリーズがスタート。監督は宮脇千鶴に交代。『完結篇』と銘打った劇場第2作を経ての復活だけに、「恥ずかしながら帰って参りました」という放映告知が強烈。
▼【訃報】高橋克雄(8日)
 映像作家。肺炎にて。82歳。人形アニメーション『野ばら』の監督で知られる。
▼【出来事】橙乃ままれ脱税容疑で刑事告発(13日)
 作家・橙乃ままれとその著作権管理会社が法人税法違反容疑で、東京国税局から東京地検に刑事告発された。のち12月10日に法人税法違反で東京地裁に起訴。『まおゆう』『ログ・ホライズン』がアニメ化されている。
▼【訃報】愛川欽也(15日)
 俳優。肺がんにて。ラジオパーソナリティや司会など広く活躍。ジャック・レモンの吹き替えで知られ、『いなかっぺ大将』のニャンコ先生など声優。
▼【訃報】西本裕行(19日)
 俳優・声優。急性大動脈かい離により。88歳。文学座等を経て劇団昴に参加。『ムーミン[第1作・第2作]』のスナフキン役で知られる。
▼【出来事】代永翼と西墻由香が結婚(4日)
 他にも1月に伊瀬茉莉也、矢作紗友里、3月に市来光弘と井ノ上奈々、豊島真千子、5月に草尾毅と斉藤佑圭、10月に豊永利行など、今年も声優の結婚報告が相次いだ。

●5月

▼【訃報】高橋二三(5日)
 脚本家。脳幹出血により。89歳。代表作に「ガメラ」シリーズなど。アニメでは『みつばちマーヤの冒険』『はいからさんが通る』など。
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 原恵一監督の最新作。原作は杉浦日向子の同名マンガ。江戸の四季を背景に、葛飾北斎の娘・お栄の人生を切り取る。
▼【訃報】望月武(14日)
 脚本家。急性心筋梗塞により。46歳。『モンスターファーム』『無人惑星サヴァイヴ』等で活躍。
▼【劇場】中国で『STAND BY ME ドラえもん』公開(28日)
 6月末までに、約105億の興収を挙げる大ヒットとなった。
▼【ビジネス】『この世界の片隅に』クラウドファンディング終了(29日)
 3月9日よりクラウドファンディングがスタート。目標額は2000万円とかなりの金額だったが、最終的に3300人以上から3600万円超を集め、大きな成功を収めた。この結果を受けて、スポンサードの目途がたち、劇場作品の製作が正式に決定。

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▼【ビジネス】KADOKAWA「COOL JAPAN FOREST構想」発表(4日)
 所沢市と共同で、図書館・美術館・博物館を融合させた複合文化施設を建設。アニメや音楽などを紹介していくという。
▼【出来事】あにめたまご2016発表(9日)
 文化庁が委託する今年度の若手アニメーター等人材育成事業が発表。受託先は昨年度同様、日本動画協会。「あにめたまご2016」と新たな愛称がつけられた。
▼【劇場】『劇場版 ラブライブ!』公開(13日)
 興行収入28億を超える大ヒットに。
▼【TV】プリキュアシリーズ555回(14日)
▼【訃報】たてかべ和也(18日)
 声優。急逝呼吸器不全のため。80歳。『ドラえもん[新]』のジャイアン、「タイムボカン」シリーズでのワルサー、トンズラー等の三悪トリオの1人ほか、代表作多数。後進の育成にも力を注いだ。
▼【訃報】滝沢敏文(22日)
 演出家。食道がんのため。61歳。『ダーティペア』『SAMURAI7』等の監督で知られる。
▼【イベント】ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展(24日)
 国立新美術館で「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展開催
▼【訃報】うえだひでひと(28日)
 演出家。61歳。タツノコプロ出身でのちフリー。同世代の真下耕一、西久保瑞穂、押井守とともに腕を振るい、吉田竜夫亡き後の新生タツノコを印象づけた。代表作に『OKAWARI-BOY スターザンS』『昭和アホ草紙 あかぬけ一番!』など。近年では『トリコ』中盤でシリーズディレクターを務めている。

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▼【TV】『GOD EATER』スタート延期(1日)
 7月5日よりTOKYO MX他にて放送開始予定の1話を延期し、特別番組を放映することが公式サイトで告知された。放映開始後にも3度の特番をはさみ、10~12話は未放映のまま放映期間を終えた。
▼【ビジネス】エムキャス実証実験開始(1日)
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▼【訃報】沖島勲(2日)
 監督、脚本家。肺がんにより。74歳。実写監督として活躍。『まんが日本昔ばなし』の脚本を多く手がける。
▼【TV】ULTRA SUPER ANIME TIMEスタート(3日)
 ウルトラスーパーピクチャーズ関連作品を中心とした短編3本立ての放映枠がスタート。近年のショートアニメ激増を象徴する出来事。
▼【訃報】木下浩之氏(3日)
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▼【TV】声優を主題にしたアニメが同時期スタート(7日)
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▼【ビジネス】錦織博らがシンフォニウム設立(7日)
 錦織博監督とゲームライターの本条靖竹が設立。10月26日にCGアニメ『CHIKA☆CHIKA IDOL』の制作を公表した。クラウドファンディングでの資金調達を目指すという。
▼【ビジネス】「Dies ira」アニメ化プロジェクト、クラウドファンディング終了(9日)
 成人向けパソコンゲーム「Dies ira」のアニメ化を謳い、目標額を3000万円に5月9日からクラウドファンディングの募集がスタート。最終的に9600万円、5000人超の支援を集める。
▼【劇場】『バケモノの子』公開(11日)
 細田守監督が原作・脚本も自身で手がける。興収58億円のヒットに。
▼【出来事】宮本佳那子復帰(13日)
 歌手・声優の宮本佳那子が活動を再開し、『たまゆら ~卒業写真~』などに出演。昨年2月より体調不良を理由に長期休養中だった。
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 昨年大阪で開かれた展示が関東でも開催。また「THE 世界名作劇場展」が7月30日から東武百貨店池袋店で、「大河原邦男展」が8月8日から上野の森美術館で、シャフト40周年記念MADOGATARIが11月27日よりアーツ千代田でそれぞれ開かれるなど、鑑賞を主軸においたアニメ関連の美術展が相次いだ。趣旨の近しい展示会では蒼樹うめ展(10月、上野の森美術館)やスコポン展(8月、松屋銀座店)なども開かれている。
▼【出来事】佐藤聡美脅迫の容疑者逮捕(26日)
 声優の佐藤聡美のツイッターに対し、イベントで危害を加えると予告した30代の男性を警視庁赤坂署が脅迫の疑いで逮捕した。容疑者は佐藤のファンで、同様の書き込みを繰り返していたという。

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▼【ビジネス】『Red Ash -Magicicada-』制作決定(4日)
 『Red Ash -Magicicada-』はSTUDIO4°Cが企画中のアニメ。クラウドファンディングにて資金調達を図っていたが、1800人超から目標額の15万ドルを超える支援を集め、この日、制作を発表。
▼【出来事】『プリキュア』上映館に爆破予告の容疑者逮捕(5日)
 劇場版『プリキュア』上映館に爆弾を仕掛けたとネット上に書き込んだとして、新潟県の大学生が偽計業務妨害容疑で警視庁に逮捕された。3月に、ツイッターのアカウントに対して、爆発物を仕掛けるなどと書き込み、関係者に警戒を強めさせた。前向きなキャラクターがうらやましくなり、好きな気持ちが、嫉妬に変わったためだという。
▼【劇場】『BORUTO NARUTO THE MOVIE』公開(7日)
 マンガ「NARUTO」の終了を受けて、その後の世代の活躍を描く。原作者・岸本斉史が製作総指揮を務めた。監督は山下宏幸。
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 81プロデュースが運営。台本などの資料を展示するという。
▼【訃報】柳原良平(17日)
 イラストレーター。84歳。呼吸不全にて。CMキャラクター・アンクルトリスで知られる。1960年にアニメーション三人の会を久里洋二・真鍋博と結成、戦後日本のアニメーション界に大きな刺激を与えた。
▼【出来事】冲方丁逮捕(23日)
 作家の冲方丁が妻を殴ってけがをさせた疑いで警視庁渋谷署に逮捕された。30日に処分保留で釈放。10月15日に不起訴処分となった。冲方は『蒼穹のファフナー』のシリーズ構成・脚本などを務める。
▼【出来事】「ハイスコアガール」を巡る争いが和解(24日)
 「ハイスコアガール」を巡るSNKプレイモアとスクエア・エニックスの争いが決着。和解が成立したと両社が明かした。昨年5月、自社の著作権を侵害しているとしてSNKプレイモアが刑事告訴、スクエア・エニックスが大阪府警の捜索を受けたことから、刑事・民事に渡る争いに発展していた。同作はアニメ化が進行していた。

●9月

▼【ビジネス】ネットフリックス、日本での配信開始(2日)
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▼【訃報】斉藤瑞樹(2日)
 声優。肺動脈血栓のため。
▼【出来事】「『宇宙戦艦ヤマト』をつくった男」発売(9日)
 牧村康正、山田哲久による故・西崎義展の評伝。西崎は『宇宙戦艦ヤマト』の製作総指揮で知られる人物。死してなお毀誉褒貶激しい、その破天荒な生涯が明らかに。著者の一人、山田はかつての部下であり、サンライズ等でプロデューサーを務めた。
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 特撮の光学合成で活躍した飯塚定雄、アニメの撮影監督として活躍した白井久男が選ばれた。
▼【TV】『ワールドトリガー』46話放映休止(13日)
 38話を再放映した。テレビ朝日は「現在の水害の状況を鑑み、変更した」と説明。原作によると、河川の堤防を破壊する場面のあるエピソード。翌週、内容を修正しての放映となった。
▼【TV】『遊戯王』シリーズ777回(13日)
 この日の放映で『遊戯王 デュエルモンスターズ』から通算777回を数える。
▼【ビジネス】一般社団法人アニメジャパン設立(16日)
 AnimeJapanの運営にあたる。AnimeJapanはこれまでAnimeJapan実行委員会が運営してきたが、財団法人化することで基盤固めを図る。
▼【訃報】丸山詠二(24日)
 声優。84歳。アニメでは老人といえばこの方。特撮番組での数々の怪人の声も忘れがたい。
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 声優の八奈見乗児が休養のため、『DRAGON BALL超』の界王役を降板。界王とナレーションは龍田直樹が務める。
▼【ビジネス】マングローブ倒産(29日)
 アニメ制作会社のマングローブが、この日から破産手続きを開始。11月4日に東京地裁にて破産決定。負債額は5億4450万円。制作していた『虐殺器官』『GANGSTA.』も、それぞれ公開延期、ソフト発売延期となった。11月4日に東京地裁から破産開始決定の通告が出た。

●10月

▼【ビジネス】KADOKAWA・DWANGO、カドカワに社名変更(1日)
▼【ビジネス】ショウゲート、博報堂DYミュージック&ピクチャーズに社名変更(1日)
 博報堂DYメディアパートナーズの100%子会社ショウゲートが博報堂DYミュージック&ピクチャーズに社名変更。合わせて博報堂DYメディアパートナーズ内の映画・アニメ等の映像制作やアーティストプロデュースといったエンタテインメント関連事業を引き受けることになった。ショウゲートは、アミューズの子会社であるアミューズビデオが始まりで、東芝傘下の東芝エンタテインメントを経て、2007年より博報堂DYメディアパートナーズの子会社として活動している。
▼【劇場】『虐殺器官』公開延期(2日)
 伊藤計劃原作の長編を3作連続公開する企画・Project Itoh。11月13日に2作目として公開される予定だった『虐殺器官』が、制作体制の見直しのため公開延期に。本作のアニメーション制作を担当していたマングローブが先月倒産したばかりだった。3作目に予定されていた『ハーモニー』が繰り上がり公開。その後、11月13日に新スタジオ・ジェネススタジオを設立し、制作を継続することが発表された。2016年内の完成を目指すという。
▼【TV】秋スタート2番組の展開の類似が話題に(3日)
 3日からスタートした『学戦都市 アスタリスク』と5日からスタートした『落第騎士の 英雄譚 A TALE OF WORST ONE』で、両者とも冒頭から主人公がヒロインの部屋に侵入、着替えをのぞいてしまうという場面が展開。その類似が話題となった。
▼【TV】『サザエさん』舟役交替(4日)
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▼【TV】『おそ松さん』放映開始(6日)
 成人になった六つ子たちという設定。巧みなキャラクターデザイン、暴走気味のギャグ、人気男性声優の起用などから、女性を中心に話題沸騰。3話が衛星放送版や配信版で修正された(テレビ東京の社長が定例記者会見で特にアンパンマンを題材にしたギャグに気を遣った旨を発言)ことを皮切りに、1、3話の映像ソフト収録の見直しが告知されたが、そのことで話題がさらに加速する事態に。
▼【TV】ミュージカルアニメが2作同時スタート(6日)
 6日より『―スタミュ― 高校星歌劇』が7日より『Dance with Devils』が放映開始。2作とも劇中でキャラクターがセリフを歌い出す、ミュージカル的な構成をとっており、思わぬ符合が話題に。ポスト『うたプリ』を狙う各社の思惑を感じさせる出来事だった。
▼【劇場】『リトルウィッチアカデミア』公開(9日)
 『Little Witch Academia The Enchanted Parade』が公開。クラウドファンディングの成功を受けて中編制作ということでも話題に。
▼【訃報】白川大作(12日)
 演出家・脚本家。80歳。東映入社後、『白蛇伝』に参加。東映動画に正式に出向後、『わんわん忠臣蔵』等の脚本・監督や、『サイボーグ009』『魔法使いサリー』『ゲゲゲの鬼太郎』等の企画に携わる。東映動画退社後は博報堂に勤務し、『巨神ゴーグ』などに関わる。
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 俳優・演出家。直腸がんのため。88歳。長くテアトル・エコーの代表を務めた。声優として洋画・人形劇などで広く活躍。代表作に「ヒッチコック劇場」のヒッチコック、「名探偵ポワロ」のポワロなど。アニメでは『ゲゲゲの鬼太郎』第1作・第2作の主題歌で知られる。
▼【出来事】高部あい逮捕(15日)
 タレントの高部あいが麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕。『青い花』『キルミーベイベー』などで声優としても活躍していた。27日に報道があって以降、バンダイチャンネルなどのネット配信サービスはあいついで彼女の出演作の配信を停止。各社は「権利元の指示」「都合により」と説明している。
▼【ビジネス】クランチロールと住友商事がアニメ製作投資会社を設立と発表(22日)
 クランチロールは日本のマンガ・アニメ・ドラマの海外向け配信大手。
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 声優。38歳。悪性リンパ腫のため。近年の代表作に『這いよれ! ニャル子さん』のクー子、『下ネタという概念が存在しな退屈な世界』のアンナ・錦ノ宮、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』のマジカルサファイアなどがある。『さよなら絶望先生』の藤吉晴美、『ひだまりスケッチ』の吉野屋先生など新房昭之監督作品の常連として活躍。慢性活動性EBウイルス感染症のため、7月より入院加療中であった。

●11月

▼【出来事】アニメ誌のあらすじ紹介で「ネタバレ」?(10日)
 『K RETURN OF KINGS』の公式twitterが、「アニメージュ」の番組紹介欄「ANIMATION WORLD」に「非常に重要なネタバレが記載されて」いるとして、ファンは読むのを控えるよう繰り返し告知。アニメージュ公式サイトにもお詫びが掲載された。
▼【劇場】『ガールズ&パンツァー劇場版』公開(21日)
 昨年末、今年夏と延期を繰り返していたがついに公開。スマッシュヒットとなった。
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 人気作『デジモンアドベンチャー』の続編。イベント上映だが、話題を集め、上映延長が相次いだ。
▼【訃報】白川澄子(25日)
 声優。80歳。26日の『サザエさん』収録に現れず、関係者が自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかった。くも膜下出血で急死したと見られる。『サザエさん』の中島のほか、『ドラえもん[新・第1期]』の出木杉などで知られる。中島役は、うえだ星子の代役を挟み、12月13日より落合るみが務めることに。
▼【イベント】文化庁メディア芸術祭受賞作発表(27日)
 アニメーション部門大賞はフランスの短編「Rhizome」に。功労賞を小田部羊一が受賞。
▼【出来事】硬質色鉛筆生産終了告知で波紋(29日)
 三菱鉛筆が赤色以外の硬質色鉛筆の生産終了を告知。業界内で愛用者が多く、動画注意事項などで使用が規定される現場もあることから、JAniCAが問題を重視し、注意をうながすアナウンスを出した。思わぬ反響を受け、12月1日に橙色、黄緑、水色の生産を当面継続する旨の告知がなされた。
▼【訃報】水木しげる(30日)
 マンガ家。心不全により。93歳。紙芝居作家を経て、マンガ家に。妖怪マンガの第一人者として活躍。『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などが繰り返しアニメ化・映像化された。

●12月

▼【イベント】第43回米アニー賞ノミネート発表(1日)
 ウインザー・マッケイ賞(功労賞)に高畑勲が選ばれると発表(授賞は来年1月)。
▼【TV】『Steins;Gate』再放映でストーリーが分岐(3日)
 この日再放映の23話の終盤で、新規の映像となり、本放映とは異なるストーリーが展開。本放送時の24話ではなく、先月発売のゲーム「STEINS;GATE 0」へとつながるかたちとなった。
▼【訃報】櫻井孝昌(4日)
 49歳。ホームより転落し、列車にひかれる事故により。光文社を経て、メディアプロデューサーとして活躍。日本のポップカルチャーの海外発信に尽力。著書に「アニメ文化外交」など。
▼【出来事】『ノラガミ ARAGOTO』劇伴でお詫び(5日)
 『ノラガミ ARAGOTO』の劇中音楽で、イスラム教に関わる音声の不適切な使用があったとして、公式サイトにお詫びが掲載された。サントラの出荷を停止し、映像ソフトは発売を延期するという。イスラム教の礼拝の呼びかけをサンプリングで使用していたためとみられる。
▼【出来事】μ’s解散を発表(5日)
 来年3月31日、4月1日の東京ドームでファイナルライブを行うことを発表。3月末に声優陣の契約が切れるため、事実上の解散を迎える。
▼【イベント】第20回アニメーション神戸授賞式(6日)
 作品賞に『SHIROBAKO』『攻殻機動隊 新劇場版』、個人賞に水島精二が選ばれた。
▼【TV】『機動戦士ガンダムサンダーボルト』配信開始(11日)
 ビッグコミックスペリオール連載のァ同名マンガをアニメ化。ネット配信がガンダムファンクラブで先行配信。全4話を予定。
▼【訃報】宮下新平(13日)
 演出家。監督作に『花さか天使テンテンくん』『しらんぷり』等。監督を務めた劇場作品『シンドバッド 魔法のランプと動く島』の公開を1月に控えていた。
▼【ビジネス】OLM、イマジカ・ロボットHD傘下に(22日)
 イマジカ・ロボットHDはOLMを子会社化すると発表。同グループはイマジカを傘下にもつ映像関連の有力企業、一方、OLMは『ポケットモンスター』で知られるアニメ制作会社の雄である。OLMは直前に、ブシロードとのアニメ企画・制作の新ブランド「ISSEN」を立ち上げ、注目を集めたばかり。
▼【訃報】国本武春(24日)
 浪曲師。脳出血による急性呼吸不全のため。55歳。12日の公演リハーサル中に倒れ、入院していた。『アソボット戦記五九』『おでんくん』などに出演したほか、山村浩二の短編『頭山』で語り手を務めている。


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